ベラさん、「ちょうだい」トレーニング(「ちょうだい」と言われたら口に咥えているものを放す)はもう完璧。
これもしつけ教室で教わったトレーニングですが、何か噛んで欲しくないものを咥えているときに、無理に取り上げるのではなく、声だけで止めてもらうことができるので、様々な場面で、犬のお世話がとても楽になります。
ベラさんはトイレシーツをカミカミするのが大好きなので、トイレトレーのシーツを交換している時に遊び初めてしまった場合の対処がすごく楽になりました。
「ちょうだい」トレーニングの原理はとても単純で、
・何かを咥えているときに
・「ちょうだい」と言った後に
・咥えているものを取り上げ
・すぐにもっと嬉しいことをしてあげる
というサイクルを繰り返すことで、「ちょうだい」と言われたら何でも口から放せば、嬉しいことにつながる、という学習をポジティブなフィードバックで定着させることができます。
具体的にはいろんな方法があるみたいですが、ベラさんは食いしん坊なので、
・何かを咥えているときに → 食べずらいごはん(コングを利用)をペロペロしているとき
・「ちょうだい」と言った後に
・咥えているものを取り上げ
・すぐにもっと嬉しいことをしてあげる → 食べやすいごはん(カリカリ1粒、少量で良い)をあげる
というトレーニングから始めました。
ちなみにコングは↓こんな感じ↓で、ペースト状のごはんを中に詰めおき、時間をかけて遊びながら食べることができるものです。
ベラさん(ミニシュナ、3か月、4キロ弱)はSサイズで十分でした。サイズ感はこんな感じ。
ポイントとしては、最初に咥えているものより、後からもらえるご褒美の方が、犬にとって幸せ度が高くないと、ポジティブなフィードバックにならない点です。
ベラさんの場合は、普段食べているカリカリごはんを水でペースト状にしたものをコングに詰めておきました。
コングのペーストを利用すると、いつものごはんよりご褒美度が上がってしまって、逆効果のケースもあるみたいです。どうしてもペーストを使いたい場合には、後からあげるご褒美を別のおやつにするという方法でも良いと思います。(ベラさんの場合、おやつにすると一日にあげるごはんの総量計算が面倒だったので、ごはんからトレーニング用に取り分けて使っていました。)
食べ物でなくとも、「やや好きなオモチャ」と「大好きなオモチャ」で差をつけてもよいみたいですが、ベラさんはごはんの効果が絶大でした。(ダレデスカ、タダノクイシンボウナンテ、イッテイルノハ・・・)
また、「ちょうだい」と取り上げるタイミング、ご褒美のタイミングですが、同時ではなく、
「ちょうだい」
↓
取り上げる
↓(完全にとりあげてから)
ご褒美をあげる
という流れを守るのが大事です。単にご褒美が見えたから、咥えているものを放してそちらに行く、という流れでは「ちょうだい」を学習できません。
ベラさんは、2~3日で「ちょうだい」と言えば、コングだけでなく、オモチャでも放してくれるようになりました。(定着するまでは、ちょうだいで口から放せたら、ご褒美をあげるのが良いと思います。ベラさんにもまだあげています。)
まだ子犬ということもあるかもしれませんが、咥えたものを離さないで困っているワンちゃんがいたら是非お試しください。
コングを取り上げるときに噛まれるようなら、嚙みつかないトレーニングを先にしておきましょう。
しつけ教室でも紹介された、こちらの本もお勧めです。
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